今日は装動のゲイツをアップ。
今回は装動の塗装では初めての試みとして、シタデルカラーでの筆塗りを試してみました。
今まではラッカー塗料をエアブラシで吹いていたんですが、このサイズだとやっぱりマスキングが面倒だし、深夜にコンプレッサーを起動させると音も気になりますからね。筆塗りでちょちょいとやれるなら、作業に取り掛かる最初のハードルはかなり下がると思ったのです。
しかし、1体仕上げてみての感想としては、「装動の塗装には向かないかなあ」でした。どのへんでそう感じたかというと、まずは色味がどうしても地味というかくすんだ感じに見えるので、派手目の色が似合う仮面ライダー系にはちょっとそぐわないんじゃないかということが一つ。ゲイツも全身の赤色がイメージカラーですが、彩度が足りない気がします。
もう一つは、この塗料を使った後、上からエナメルでスミ入れすると、滲んでしまうのでNGということです。特にスミ入れはこういう小さいサイズのフィギュアに立体感を演出する際には必須と思っているので、これが出来ないのは致命的なんです。
スミ入れさえすれば、ちょっとした塗装のはみだしとかも「なかったことに」してくれる効果もあり、個人的には塗装の最後のつじつま合わせにスミ入れは必須なんですよね。そんなこともあり、やはりシタデルを使うのはクリーチャーとか、人物のフィギュアとかオーラバトラーとか生モノっぽい素材が適してるんじゃないかと思った次第です。
ただ、やっぱりシタデルを筆で塗る作業ってめっちゃ楽しい。ラッカーよりも伸びが良くて、速乾性もあり、下地の隠ぺい力も高い。うまくはまる素材があれば、こんなに塗装が楽しめる塗料は他にはないといっていいでしょう。
今日はそんな感じです。
皆様、楽しい不愛想な臣下ライフを!