先日は通勤路の沿線にある模型店で色々とパーツを買い漁ってきました。今時、きっちりと塗料やらデカールやら工具やらを在庫してくれている模型店って貴重ですよね。通販もいいけど、やっぱり道具とかは手に取ってよく見てから買いたい。できる限り自分が好きだと思える模型店で買っていきたいと思います。
前回の掲載からずいぶんと時間が経ってしまいましたが、ゲルググの製作はチマチマと進めていました。
製作当初はノーマルのゲルググを作る予定でした。「色んなブログを参考にして改造個所をいいとこどりして、究極のゲルググをつくったる!」という意気込みだったのですが、ある日突然、MSVっぽい塗装がしたくなり、急遽方針変更してトーマス・クルツ専用機カラーにしてしまいました。もうブレブレ。
相変わらず調色下手だなオレ。こういうのってセンスありきなんだろうか。いつも基本塗装の段階で納得いったことがないんだよなあ。
上の写真は基本色塗っただけの段階です。この状態だとMSVっぽさが全然ないんですよね。
で、白のラインを入れてみるとこんな感じになります。ちなみにこの白ラインはデカールではなく、ハセガワ曲面追従シートという素材を自分でラインデカール状にカットして貼り付けました。コイツの良いところはMSの装甲のような曲面にその名の通りぴったりと追従して貼りついてくれるというところです。ワタクシが購入した奴は半光沢でした。上からトップコートかければツヤは馴染んでくるかなと思ってます。さっきの写真と比べると、この白ラインが入るだけで一気にMSVっぽさが出てきませんか?
曲面追従シートをラインデカール代わりに使うときの注意点は、シートの並行方向のあまり急角度な曲がりには対応しきれないってことですね。うまく表現しきれていなくて歯がゆいですが、上の写真のスカートの裾の真ん中の部分を一本のラインでやろうとすると折り返し分のカドのところで折りジワが出来てしまうんですね。こういう場合はラインを2本用意して、曲がり角である裾の真ん中部分で1本目は終わらせ、終点で重ねるようにしてもう一本のラインを開始すればいいんです。(←これでもうまく言えてないですね。機会があれば写真を追加したいです。)
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今回の製作(裏)コンセプトは「プラモは情報量が多いとかっこよく見える!」です。足裏やスカートアーマーの裾部分の情報量をアップしています。足裏の塗り分けは一見難しそうに見えるけど、大きめにマスキングテープを貼って、塗り分けるべきモールドに沿ってカッターで切り抜いていくだけなので実はめっちゃ簡単でした。あと、見えにくいけど、お尻部分の3連のバーニアはノーマル状態だと3つが繋がってしまっているので、いったん超音波カッターで切り飛ばし、コトブキヤのアフターパーツに置き換えています。で、スネとスカートアーマー部分はグレーに塗り、バーニアはガイアカラーのフレームメタリック[1]で塗って、こちらも情報量を増やす意図で色数を増やしています。
先日掲載したシステムベース001に載せてみました。何だか昔のガンプラのテレビCMみたい。。。
後は二の腕部分に赤と黄色のラインを入れて、ジオンマークと機体ナンバーのデカールを貼って、軽くウェザリングしたら完成です。ネットで色々な完成品を見るとトーマス・クルツ専用機のナンバーは58みたいですね。
今回、曲面追従シートを使ったのは実は自分のアイデアではなくて、先日立ち寄った模型店のお兄さんにアドバイスをもらってやってみたんです。自宅の近くではないけど、こういうアドバイスをもらって実際にやってみたらいい感じだった時の喜びもモデラーならでは。
今日はここまでです。