このブログは開設当初から装動推しなのですが、装動を山ほど作った自分だから言える装動の魅力を語ろうと思います。
前後編の前編は「装動の構造の魅力編」です。
そもそも装動とは?
装動とは税別400円×2箱で構成される組み立て式の仮面ライダーシリーズのフィギュアです。
全国のお菓子売り場やおもちゃ屋さんで購入することが出来ます。
ただし、食玩という商品カテゴリーの性質上、基本的に再生産という仕組みがなく、店頭在庫が品切れになったら再入荷が殆どないので、欲しい物を見つけたら買っておくのが無難です。スーパーではイオン、コンビニではセブンイレブンでよく見かける傾向にあります。
魅力その1:可動範囲がスゴイ!
本家の装動HPでも「食玩の粋を超えた」と表現されている可動範囲ですが、本当によく動きます。
二重関節でこそないですが、見栄えを損なわないことを最大限に考慮した関節構造は自由なポージングを可能にしていて、しかも年々進化しています。可動箇所は20箇所以上です。
最新作のセイバーでは肩の関節が引き出し式になり、より自然な「肩を入れたポーズ」の再現が可能になりました。
他にも股関節の可動域の拡大など、年々進化する装動のボディはたしかに食玩の域を超えています。
魅力その2:造形のクオリティが高すぎる!
もう小型フィギュアーツかってぐらいのクオリティで、付属のシールを貼ることで、ほとんど色の省略がないという再現度です。
コストなどの関係上と思いますが、背面は塗装が足りていないこともありますが、前面から見る限りほとんど色の省略はなく、塗装の塗り分けも境界部分のハミ出しもほとんどなく、非常に美しいです。セイバーからはヒジ・ヒザ関節の丸い部分がより目立たない構造になっていて、おもちゃっぽさを軽減するようになっています。年々塗装箇所も増えているようで、1箱400円で本当に利益が出ているのか心配になるぐらいです。。。
このグリスの太ももの部分なども高いクオリティで印刷されていますし、透明な部品も素晴らしい出来です。
毎年、色々な変わり種の造形の仮面ライダーが登場しますが、正面から受け止めてきっちり商品に反映させる装動開発陣の努力には頭が下がります。
魅力その3:改造の素材として最適!
装動の素材はプラモデル用の塗料で塗装可能、プラモデル用の道具で加工可能な素材なので、腕に覚えの有るモデラーなら、改修・改造・塗装によって大幅にクオリティを上げた作品を作ることが可能です。
左から、「シールを張ってない箱から出したままの状態」「シールで仕上げた状態」「各部の延長工作などの改修を行い、全塗装した状態」となります。改修後の状態は、胴体の延長や、各所の尖った部分の延長、剣先の延長や県の握り手の造形などを行い、複眼部分はレジンを上から塗って透明感を出したりしています。手を加えれば加えるほど装動は化けます!
改造や塗装には多少のスキルは必要ですが、失敗して駄目にしても1体800円ですから、経済力の有る大きなお友達なら「じゃ、同じヤツ買ってやり直そうかな」と思える金額感です。多少のハミ出しはあとからスミ入れしてしまえば誤魔化せるので、どんどん塗ってしまいましょう!
そして、塗装や改造が可能、しかも安価で購入可能となればオリジナルのライダーを作ってみたくなるのがモデラーというもの。
例えば、
カラーリングの変更でオリジナルのフォームを作ってみたり、
組み合わせを通常のものから変えて、本編に登場しない亜種を作ってみたり、
イマジネーションを働かせて、「もし主役ライダーが敵に破れてしまったら」というifワールド的な世界線で活躍するライダーをでっち上げてみたりと、自由自在に楽しめるということです。
魅力その4:豊富な付属物
手持ちの武器はもちろん、
色々なライダーのキャラクターを表現するような手首パーツや、
安定して飾れるようにと付属しているスタンドパーツなど、プレイバリューへの配慮の行き届いた付属物、毎回嬉しくなってしまいます。
そして、付属物ではないですが、
食玩を飾るのに特化したアフターパーツなどもリリースされており、購入後のフォローもバッチリです。
たくさん買って、ずっと楽しむことが出来るんですね。
そして、次回更新では
今回は、商品の構造や構成の魅力を語りましたが、次回は装動のラインナップの豊富さの魅力を書いていきたいと思います。
一生装動でしょうします。