名も無き量産機を愛するおじさんモデラーのプラモデルや食玩の製作記

中小企業診断士試験対策

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】40代受験生の強み

投稿日:2018年10月17日 更新日: この記事は約8分で読めます。


このページをご覧になってくださった皆様、こんばんは。

アバター

今日は40代になってから中小企業診断士試験の受験勉強に着手した場合の、意識すべき「強み」「弱み」を筆者なりに解説していきたいと思います。

おそらくこのブログをご覧になっている皆様の中で40代の方といえば、会社ではそれなりの役職についていらっしゃる方も多いと思いますし、役職の有無にかかわらず大学を卒業してから20年近く働いてきた中で、「何か同僚とは違うラベルを自分につけてみたいなあ」ですとか「昇進して現場の仕事から離れて、もうちょっと俯瞰した視点で自分の職場を眺めてみたい」とか、「やっぱりこのご時世、職場で身につけたスキル以外にライセンスという形で自分の武器を増やしたいよね。何があるかわからないし。」など色々な思いがあるのではないかと思います。更に言えば、そろそろ若いゆえの体力や感性だけで突っ走れないことが十分わかっている年齢でもありますよね。

ちょっとずつ若さを失ってきたことに気づく年齢。そんなあなたが40代で一念発起して中小企業診断士試験に合格してやろうと思い立ちました。

考える40代

いろいろ立ち止まって考えたい年頃ですよね。

それでは、40代の受験生ができるだけ短期に合格しようとする場合、「40代の自分」という「合格するためのマシン」にどのような性能があるのかを意識して取り組まなければなりません。

まずは統計データから年代別の合格率を把握してみる

一般社団法人 中小企業診断協会のHPによると、平成28年度の中小企業診断士試験の年代別合格率では一次試験で、

20代:申込者数3,198人 試験合格者数385人 合格率12.0%

30代:申込者数6,502人 試験合格者数898人 合格率13.8%

40代:申込者数5,614人 試験合格者数693人 合格率12.3%

50代:申込者数3,116人 試験合格者数350人 合格率11.2%

同二次試験では、

20代:申込者数490人 試験合格者数122人 合格率24.8%

30代:申込者数1,587人 試験合格者数360人 合格率22.6%

40代:申込者数1,454人 試験合格者数233人 合格率16.0%

50代:申込者数817人 試験合格者数106人 合格率12.9%

といったような具合でした。ちなみに二次試験については前年度の実績も調べましたが、世代別の合格率はほぼ28年度と近似値を示していました。

上記をデータを簡単に言い表すと、「40代受験生の合格率は一次・二次とも30代を下回り、二次については20代からも大きく負けている」という感じです。

把握しておくべき40代受験生の「弱み」

まずは「弱み」からです。

40代ともなれば、記憶力が落ちてくるため、よほど記憶に自身のある方でなければテキストを一読しただけで内容を覚えていることは稀ですね。筆者の場合も前日の授業の内容をまるまる忘れてしまい、演習問題で冷や汗を流すことが頻繁にありました。ちなみに最初の科目を終えたときに受けた小テストで20点しか取れなかったことは覚えています(笑)。

ビビる40代

自分の出来なさにビビる40代

そして、体力の低下により徹夜などの無理が効かなくなってきます。中小企業診断士試験において、今一つの体力低下のデメリットとして意識しておかなければならないポイントは、「本試験は一次も二次も体力勝負の側面がある」ということです。一次試験は7科目(試験時間60分の科目が4つ、90分の科目が3つを2日間で実施)、二次試験は一事例80分を四事例やりきるのです。筆者の場合、二次試験の4事例目の財務事例の時間では、へとへとになり、鉛筆が手汗でツルツル滑って持ちにくかったことを覚えています。

若い頃は気合で乗り切れたかもしれませんが、40代になってこの試験に勝とうと思ったら、体調などのマネジメントは必須と言っていいと思います。老眼などの視力の衰えなどもテキストを読むスピードが落ちて、地味に効いてくるデメリットですね。

それと、20代受験生に比べて不利な点として、「ガチンコ勝負の試験から離れている時間の長さ」というのもありますが、これは模試を受けるなどして割と簡単に解消できます。

他にも「40代になって家族に割かなければいけない時間が増えたので勉強時間の確保が厳しくなった」などの環境による個人差はあるかもしれませんが、記憶力・視力・体力(瞬発力・持続力)などのスペックの衰えは誰でもが感じる「弱み」だと考えられます。こちらをよく意識して、自分なりの方法で補強・補完することをおすすめします。このブログでもそのへんの対策を後日ご紹介しますね。

でも40代の「強み」もたくさんある

いきなりネガティブな話ばかりになってしまいましたが、むしろ言いたかったのはここから先の内容なんです。

イキってる中年

たくさんあるよ!オッサンの強み

40代の強みとは

(1)仕事経験の豊富さからくる勉強方法の改善ノウハウ

20年も働いているんですから、「PDCA」なんてお手の物でしょう。各種の業務改善活動で培ったノウハウは、実は勉強方法の改善にキッチリ使えます。

「この苦手分野を勉強している場合と、別の得意分野を勉強している時間はどちらが試験合格という観点から時間対効果が高いのか?」と常に考える姿勢や、「思い切ってこの分野は捨てる!」などの見切りの重要性をわかっているスタンスなどは常に全体最適を考えるようなお仕事経験からもたらされる貴重な経験資産です。ぜひこの資産を有効活用してください。

この点から、筆者は20代にこの試験を受けてもおそらく受からず、40代になってから受験勉強に着手したから受かったと言い切れるのです。

(2)精神の安定性・体調などのコンディションの重要性をわかっている

40代ともなれば、若さに任せてオールしたり、徹夜して仕事に向かうなどの無茶ができなくなっていることをよくわかっています。そして、取引先での受注獲得のためのプレゼンテーションなどのここ一番の場面で如何にメンタルや体調を整えることが大切か、若い時以上に理解しているはずです。

中小企業診断士の受験勉強は概ね1年以上、合格までに必要な勉強時間は1000時間と言われている長丁場です。この長期間の学習をペースを乱さず、誘惑に負けず、一定のペースで走り切ることが必要なのです。自分なりの体調管理、メンタル安定のノウハウなども若い頃よりも人生経験の長さで蓄積されているはずです。

最後の一問、最後の一文は結構このコンディションの差で決まることは多いはず。ここでオッサンの熟練した粘りを発揮してやりましょう!

(3)「お金で時間を買う」ことができる資金力を持っている

40代ともなれば、そこそこのポジションとなり、一定レベルの資金力を持っているはず。これは一般的にお給料が低くスタートする20代に比べて大きな強みです。

中小企業診断士はある意味マイナー資格という側面もあり、参考書などの教材の流通量も他の資格試験に比べて豊富とは言えません。地方にお住まいの方などはamazonが唯一の教材入手手段という場合も少なくないでしょう。

そうして手に入れた診断士試験対策の教材はお金も手間もかかっているため、手に入れた以上はなんとしても活用したくなってくるのが人情です。

しかしです。通販などで入手した教材は立ち読みができないため、内容をよくわからず買わざるを得ないこともありますし、買う前はなんとなく良さそうだと思って買った教材も、自分で読み進めていくうちに自分に合わないことがわかってくることもあります。あるんですよねこれが(泣)。

その教材が自分にとって役に立たない、または他にも効率よく点数をあげられそうな教材が見つかった等の場合に、躊躇なく元の教材をポイッと捨てて、新しい教材に移れる思い切りが必要なのです。ストレート合格を目指す受験生にとって時間がいちばん大切な資産で、それ以外はすべて劣後します。この「ポイッ」が出来るかどうか、試されていると思って良いでしょう。

他にも、「仕事が終わった時間が遅くて予備校の授業に間に合わないからエイヤッでタクシー使って急行する」などの局面で、資本投下できる決断も若い頃よりもしやすいと思います。

本日のまとめ

まとめる中年

強みを意識することが大切です

以上の論点をまとめると、「中小企業診断士診断士試験において40代の受験生は体力・記憶力などの身体的スペックにおいては30代以下の受験生に劣るが、一方で長年の仕事経験からくる勉強方法の改善ポテンシャル、長丁場の受験生活のコンディションキープの重要性をわかっていること、時間対効率を最大化できる資金力を持っていることなどの強みもあるため、ストレート合格の可能性を上げる余地はたくさんある」と言えるでしょう。

もう一つ付け加えるとしたら、ご家族の理解・協力を得られるかが合否に影響する大事なポイントと言えるかもしれません。強みの(2)「コンディションキープ」、(3)「資金投入」などはご家族のバックアップが必要ですよね。改めて、中小企業診断士試験は単純な勉強勝負ではない総力戦の側面があることを意識すべきです。

使えるものは何でも利用して合格を勝ち取りましょう。

本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】筆者のスペックと10月に勉強開始するメリット

-中小企業診断士試験対策

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

中小企業診断士試験対策

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】筆者のスペックと10月に勉強開始するメリット

こんばんは。 今日はプラモの日記ではなく、中小企業診断士試験ノウハウについて初めての記事を書きたいと思います。 日経新聞に掲載されたビジネスパーソンを中心に行われたアンケート調査「新たに取得したい資格 …

中小企業診断士試験対策

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】安定した自習環境の確保に気を配る

このページをご覧になってくれた受験生の皆様こんばんは。風邪が流行っているようですので体調管理にはくれぐれもご留意くださいね! 初学者で予備校を利用されている方もそろそろ1次試験の勉強のリズムが出来てき …

中小企業診断士試験対策

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】勉強会には行くべきか?(その1:目的編)

このページをご覧になってくださった皆様、こんばんは。 前回の記事では学習計画を立てるために筆者なりに取り組んだ方法をご紹介しました。 再掲すると「予備校の映像授業を流し見して全体像や注力ポイントを掴み …

休憩コンテンツ

【中小企業診断士試験?】ガンダム事例問題

このページをご覧になっているガンダムファンで中小企業診断士試験受験生の皆様(っていますか?)こんばんは! 今日はど真ん中の勉強ノウハウのお話ではなく、少し前に作った中小企業診断士2次筆記試験の事例問題 …

中小企業診断士試験対策

【中小企業診断士ストレート合格者が語る】最重要科目 財務・会計を攻略せよ!(その1:意味合い編)

この記事は診断士の勉強を始めたものの、財務・会計の科目に対して今ひとつペースが掴めずに足踏みしている人に向けて、この科目を勉強する意味合いや、習得のコツなどについて解説しています。 この記事を読むこと …

オールドプラモを愛するおじさんモデラーの日記です。一日で完成できるミニサイズのプラモデルや食玩も大好物です。

徒然なるままにプラモ制作日記や、食玩のレビューなどを掲載しています。